借りぐらしドイッチュラント

2014年入社のプログラマーの端くれがドイツで仕事することになったため、健忘録としたブログです。

スケッチブックとの思い出 Page.01

2019年5月25日。

私にとっては忘れられない1日になってしまった…

 

 

起きてPCを付けてツイッターを見ててふとこのツイートを見かけてしまった。

 

最終回。

 

それは作品としての寿命であり、人の死と同じ避けて通れずいつかは訪れる、

どんなに好きな作品とはいえアニメならば1クール、

漫画では連載終了がそれに該当する。

 

過去のブログに書いたかどうかもう覚えてないくらい衝撃を受けたけど

私は数ある漫画の中で

小箱とたん先生のスケッチブックが1番好きな作品だと

胸を張って言える作品である。

 

連載開始が2002年。

述べ17年、現在まで連載し続けていた。

その作品の最終回がくるとは思ってもいなかったタイミングが

来月に来てしまう。

そんなことで思い出を振り返ってみたいと思う。

 

 

自分がスケッチブックという作品に出会ったのは忘れもしない

2008年1月21日

時代はまさにセンター試験終了後、自己採点を行った日の放課後であった。

正直言ってセンター試験はかなりやらかしてしまっていた。

みんなも数学ⅠAは数学Ⅰの問題の後にあるから気をつけようね!

ってもうセンター試験廃止されるんだっけか・・・

まぁそんなこんなで自己採点がかなり気まずい点数を取ってしまったせいで気が落ち込んでいた。

 

そんな中気晴らしに本屋に行って出会ったのが

スケッチブックという作品だった。

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当時高校3年生だった自分は本当に漫画を買わない生活だった。

寮生活ってのもあったし、後輩との同室生活ってのもあるのだろうけど

購読してたものはポケットモンスターSPECIALハヤテのごとく!くらいだった。

 

 

それまでの漫画の思い出

 

ポケットモンスターSPECIAL

こちらはこちらでいろいろ思い出はあって3巻から4巻を買うまでリアルで5年くらい時間が空いていたって感じだったが…。

1、2巻は従兄弟が買っており、その延長で3巻だけ買って持っていたという感じであった。

そんなことすっかり忘れいた高校2年生くらいだったかな。

家に買える途中によった本屋でたまたま見つけて

「この漫画こんなに続いていたんだー」と

3巻だけ持っていたことだけは覚えていたので4巻を買ってみようという形で

読み始めたのが始まりだった。

ストーリーとしては3巻で第1章が終わり、4巻から2章が始まるという感じだったので

かなり読みやすく、しかもこの作品自体、伏線と回収がかなり丁寧にされている。

第2章の伏線は3巻にあり、まさに2章の主人公・イエローのことが直結するので

正直読み始めた時は「これあの時のあの子じゃね!?」って状態でどんどんとハマっていったのをよく覚えてる。

 

ハヤテのごとく!

正直高校の頃、なぜかアンチオタクであり

ひぐらしなんてグロアニメ!」「何がハルヒだよ!」

みたいな態度を取っていた。

今考えればなんであんなに毛嫌いしていたのかが理解できなかった…

(大学に入って完全に手のひら返してハマるんですがね)

そんなアンチオタクが興味本位で買った初の萌系漫画だと思う。

当時アニメもやってたしその勢いで買って読んでみた。

5巻くらいまで買ってたかな。最終的に20巻くらいまで買ったけどハマったのは最初の10巻くらいだったと思う。

絵は好きだったよ。可愛いからね

でも段々と話の脱線と前の進まなさがね…

少し前にこちらも最終回を迎えたらしいけど間延びしきり見限ってしまったため

「あ、終わったんだ」くらいの気持ちになってしまった。

マリアさんとかもっと掘り下げてほしかったのになぁ…

 

その他読んだもの 

 

あひるの空

同級生が持ってたからそれをなんとなく読んでた

・はじめの一歩

同上

ONE PIECE

後輩が持っていたから読んだ。このおかげでCP9まで読んだ。

(それまではバロックワークス止まりだった)

 

 

高校に入る以前にも友達から貸してもらった漫画を読む程度で

自分から買って読んでいった作品はあまりなかった。

高校以前に読んでた漫画といえば

 

ジャングルはいつもハレのちグゥ

中学校の友達から。

ギャグ全振りのめちゃくちゃおもしろい漫画だった。

アニメも確か当時やってて見てたなぁ…

ちゃんと漫画も最終巻まで買いました。

今思うと後半になればなるほど子供向けじゃねえ…

 

・スパイラル~推理の絆~

同じく中学の友達から勧められて読み始めた。

これはかなりの名作だと思う。

コミックスの発刊ペースがかなり遅くてもそれでも全巻ちゃんと読み、

アライヴもすべて読んだ。

鳴海歩くん超好き。

女性キャラだとやっぱ理緒と結野かなぁ

 

とまぁこんな感じである。

そのため漫画の知識はかなり偏っているのですよ…

メジャー作品なんて方指くらいしかないっすよ。

しかも読むほとんどがコミックスになってからという。

雑誌で1話1話区切って読むのがあんまり好きじゃなくてコミックスで

まとめてガッと読むのが当時から(今でもか)好きなスタイルなのです。

 

以上、閑話休題

そんな過去もあって漫画を読むという経験ではおそらく当時の高校生としては

かなり頻度が低い状態なんじゃなかっただろうか。

 

スケッチブックとの出会い

そんな自分がなんでスケッチブックを買おうと思ったのか。

いろんな心境があったんだと思う。

 

1つはセンター試験の自己採点後

 先にも記載したとおり、結果はあまり良いものではなかった。

センター終わった後に寮で一人で泣くレベルだったよね・・・

そんなメンタルの状況でとにかく現実逃避がしたかった。

該当の本が今手元にないのでうろ覚えなんだが、確か当時の帯に

「疲れた方、癒やしを求めたい方、この子が気になる方」

の感じで書いてあった。

本当に精神的に疲れていたし、現実逃避したかったのでこの帯も背中を押してくれたんだろう。

 

2つ目は自分の今までの漫画の出会い方だったと思う。

上で記載したが、自分が出会ってきた作品はとにかく人に勧められて読み始めたものが多かった。

もしくは有名だから読んだみたいなものも数多くある。

(ONE PIECEなんか中学校で話題についていけないから読み始めたくらいだったかな)

そんなことである日ふと思った。

「そう言えば自分が見つけた作品ってあったっけ…?」

人から勧められたもの、話題のもの以外に何か自分で見つけた作品が欲しい。

そんな気持ちがあったんだろう。

幸いにしてこの気持ちはちゃんと叶えられたと自負している。

 

3つ目はズバリ「表紙」である。

1巻にかかわらずスケッチブックの表紙はどれもかなり可愛い。

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2巻

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3巻

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出張版

 

この表紙に釣られて買った。

といっても過言じゃない。

可愛いし! 何よりも綺麗。

当時出てたのはこの3巻まで+出張版だったかな。

翌日に2巻、翌々日に3巻を買いに行ったのをよく覚えてる。

(ってか文章がかたっ苦しくなっちゃったのでちょっと意識して戻す)

 

そんで帰って早速読んでみたけど

正直、初見の感想は

「失敗したかなー」って感じだった。

大変に申し訳ないのだが、本編の作画は表紙と比べるとかなり…な感じだった。

絵だけで見ると1巻は頑張っている感じが凄いしていた。

5話まで読むとその違和感は全然なくなるけど初見はやっぱ少し抵抗があったのを覚えてる。

そして話の内容。

すごく簡単にまとめると

「高校に入った主人公:梶原空が美術部に入って友達と日常を過ごす」…

作品と言いたいところだけどコレがまたいい意味で癖があったりする。

今でこそ日常系の4コマ式漫画なんていうと

あずまんが大王らき☆すたけいおん!など

名だたる数多くのものがある。

(ちなみにどれも大学に入ってから尽くハマったよ)

一般的なこの手の漫画は主人公、ないしは主人公周辺のキャラクターにスポットがあたり、話が進んでいったりするけど

スケッチブックは登場人物の数だけの視点から本当に日常の出来事を見ている

という感じがする。

とにかくそんな日常のまったり感が当時癒やしを求めていたセンター試験終了後のメンタルにドンピシャにハマった感じだった。

 

作品としてのスケッチブック

作品なんかは比較してどうこうって言うのはあんま好きじゃないし、

いいとこ、悪いとこはそれぞれあるしそれこそ

「みんな違ってみんないい」精神で行きたいので焦点は1つにしよう。

詳細なキャラ紹介とかはぶっちゃけWikipediaにあるし語るより読めば分かるなので

思い出とか語っていきたい。

 

まず主人公

梶原空

身長:155cm

2月4日生まれ

A型

視力2.0

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漫画を読んで見ればおわかりいただけけるのだが、

カギカッコ付きのセリフが一切ない」

無口系の主人公なのである。

かと言って全く喋らないのかと言われればそうではなく

セリフはあるけど吹き出し外で喋る

というのが大きな特徴だったり。

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今で言うと属性的に

「無口系・天然」みたいな感じなのかな。

基本的に何考えてるのか分かりづらいという感じ。

まぁーったこの天然がいい雰囲気を出すんですよ…

しかも天然なのに若干頑固でありひねくれているというのが巻を進めるにつれて分かってきたりするのでまた面白い。

 

絵を書くことが趣味の本当にスケッチブックの主人公って感じな主人公。

 

この子が美術部に入るところからがこの作品なのもうなずける…

 

麻生夏海

身長:158cm

10月3日生まれ

O型

博多弁

2巻の表紙の子です。

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(あ、2007年にアニメ化もしてるよ)

これだけは声を大にして言いたい。

博多弁を好きになった原点して頂点。

 

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作者:小箱とたん先生は福岡出身で、舞台も福岡が舞台のこの作品。

登場人物も福岡に住んでいるが、なんと登場キャラクターのほとんどは標準語なのである。

そして貴重な博多弁のキャラクターが麻生さんである。

もうね、可愛いのよ博多弁…

めちゃくちゃキャラクターにあってるのよ。

麻生さんは「方言、元気系」って感じの子なんだけど

博多弁がここまで合うキャラを私は他に知らない。

割とリーダーシップはある主人公組の中では引っ張る側なのかな?

そんな感じのキャラです。

この作品に出会えてなかったら、この子が博多弁を喋ってなかったら

シャイニーカラーズの月岡恋鐘の担当になっていたかどうかは…

 

神のみぞ知るって感じかな。

 

鳥飼葉月

身長:154cm

5月17日生まれ

A型

倹約家

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「スケッチブックの中で1番好きなキャラをあげるとしたら?」

という問いに全員という答えができない場合、鳥飼さんと答えたい。

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高校生にして一人暮らしをしており、その反動のせいなのか

やたらと節約、倹約思考が高く、貧乏性。

あと個人的に私服がめちゃくちゃオシャレだなぁと思う。

登場人物がどれも個性的過ぎて個性が埋没していってしまう

(というネタもあったりする)

けど登場人物の中で割と常識人の立ち位置にいる。

(ってか他がかなりぶっ飛んでるんだよね…)

 

個人的にめっちゃ好きな鳥飼さんのネタがあるのだが。

確か2巻か…3巻だったかな。

「12月26日」

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というものがある。

誕生日だからなんかこう親近感が湧く。

 

主人公である1年生組は初期のメンバーが以上の3人となっている。

まぁすぐあとにもうひとり加わって4人になるんだけどね。

 

ケイト

身長:156cm

9月1日生まれ

O型

苗字不明のカナダ出身。

 

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黙っていれば美人。

喋ればネタ人。

とにかくキャラの濃いカナダ人である。

 

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作品でいうと9月に転入してきて美術部に入部してきたというカナダ人。

日本語と日本の知識が異様に偏っており、知っていてボケているんじゃ…という面もしばしば。

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キャラめっちゃかわいいのになぁ~

中身はとんでもないのですぜ…

 

とまぁ。

美術部の1年生はこの4人となります。

ちなみに美術部全体は13人。

内2年生は8人もいて誰もが誰もキャラが濃い…

 

このあたりの絡みはアニメがかなりわかりやすいかな?

2007年10月から1クール、ARIA前番組としてやってました。

(前座って言ったら怒るよ?)

 

いろんな感想を調べてみたんだけど…

全体として評判はいい…はずです。

雰囲気もかなり美術部という感じに合っていて

ほんわかします。

ARIAと同じ制作班が作成したというアニメなので

雰囲気はARIAと近しいといえば伝わるのかな…

自分は逆にARIAを見たことがないのであれですが…

(ARIA見てないのにヴェネツィア行ったのか!?)

2007年ですよ! 2007年!

自分がハマった時は2008年の1月。

丁度DVDが発売された頃なのです。

まぁ当時は受験とかあったんで大学入るまではそんな余裕もなかったんで

DVD発売した後に追いながら見てましたよ。

ええ、いい作品でした…

 

…つづく